2025年東京世界陸上で活躍が目立ったボツワナ。
「ボツワナってこんなに強かったっけ?」と思った方も多かったのでは?
ボツワナが陸上に強い理由や、注目の選手についてまとめました!
ボツワナが陸上に強いのはなぜ?
ボツワナが陸上に強いのはなぜか、明確な情報はありませんでした。
そこで、ボツワナが強くなった理由として予想されることを3つにまとめました。
ボツワナが陸上に強い理由①経済的余裕
ボツワナはアフリカでは数少ない裕福で安定した国です。
スポーツにお金を回す余裕があり、選手の育成も上手く進んでいるようです。

ボツワナが裕福なのはダイヤモンド資源が豊富だから!
政情も安定していて「アフリカの優等生」と言われているよ。
経済的余裕 → 立派な施設を作れる
政情の安定 → 若手を発掘し育成する仕組みが整えられる
ボツワナが陸上に強い理由②国家戦略
ボツワナは国をあげてスポーツに力を入れており、若手の早期発見・早期育成プログラムが存在するようです。
【ボツワナの若手育成プログラム】
名称:『Re ba bona ha』(彼らを見つける)
対象:5歳〜15歳の子ども
内容:幼少期から才能ある選手を発掘し、早期に専門的指導を受けることができるもの
国が積極的にスポーツ施設を整備している
↓
安定した情勢により若手の育成に力を注ぐことができる
↓
国内の恵まれた環境でトレーニングできる
↓
身近なスポーツとして国民の関心も向上
↓
世界で活躍する選手の台頭
↓
憧れを持つ若手の増加
↓
育成プログラムに参加した若手が活躍

好循環が生まれているみたいだね。
これからもボツワナの選手の活躍に注目だね!
ボツワナが陸上に強い理由③環境
ボツワナは暑くて標高が高いので、陸上選手がトレーニングするのに理想的な環境のようです。
気候 | 亜熱帯の乾燥気候 |
夏の気候 | 9月〜3月・平均最高気温30℃ |
冬の気候 | 5月〜8月・平均最高気温24℃未満 |
標高 | 1,000m前後 |
2025年世界陸上で注目されたボツワナの強い選手は?
2025年世界陸上で注目されたボツワナの強い選手は、テボゴ、ケビナシピ、ヌドリ、エピーの4人です。
この4人は400メートルリレーに出場、大活躍し脚光を浴びました。
それぞれの選手の、2025年世界陸上での活躍をまとめました。
テボゴ
ボツワナの英雄的存在のテボゴ選手。
彼のこれまでの功績と、2025年世界陸上での結果をまとめました。
【これまでの功績】
世界陸上ブダペスト大会(2023年)
100メートル:銀メダル獲得
200メートル:銅メダル獲得
パリ五輪(2024年)
200メートル:金メダル獲得
ボツワナ初のオリンピック金メダリストに
【世界陸上(2025年)の結果】
男子100メートル決勝でフライング失格
200メートル決勝で4位
男子4×400メートルリレーで金メダル
世界陸上での個人競技は悔しい結果となりました。

リレーで優勝して大喜びするテボゴ選手が「可愛い!」と話題になっていたよ。
この大会で、ボツワナだけでなく世界中にファンが増えたみたい!
ケビナシピ
ケビナツヒビ選手は2025年世界陸上で、金メダルを2個獲得しました。
リレーではアンカーを務め、最後の直線でアメリカを抜きチームを優勝へと導きました。
個人400メートル → 金メダル
男子4×400メートルリレー → 金メダル
ヌドリ
ヌドリ選手は2025年世界陸上で、金メダルと銅メダルをそれぞれ1個ずつ獲得しました。
個人400メートル → 銅メダル
男子4×400メートルリレー → 金メダル
エピー
エピー選手は2025年世界陸上で、個人400メートルで決勝に進出し8位という結果を残しました。
男子4×400メートルリレー → 金メダル
これまで短距離の強い国といえばアメリカやジャマイカ。
アフリカは長距離のイメージでした。
近頃のボツワナ選手の活躍により、アフリカ短距離走の歴史が始まったことを意味していますね。