チョンダラーってなに?甲子園で何をしたの?不適切と言われた理由は?

2025年夏の甲子園で優勝した沖縄尚学。

県民総出で応援する姿に、日本全土が大盛り上がりとなりました。

そんな中で話題となったチョンダラーの存在•••。

チョンダラーについて、そして甲子園で不適切と言われた理由についてもまとめました。

目次

チョンダラーってなに?

チョンダラーは沖縄のエイサーを盛り上げる道化師のような役割の人です。

インパクト大の見た目ですね!

チョンダラーの格好は決まっています。

チョンダラーの格好

バサーの着物を捲り上げる
(庶民の普段着だった綿麻混の着物)

ステテコに赤ふんどし

クバ扇子
(クバという葉の大きな植物で作った扇子)

顔は白塗り

頭にはクバ傘やスルガーカンプーを被る
(スルガーはシュロの木の繊維。カンプーは髪型の名前)

チョンダラーの役割は?

チョンダラーの役割は、エイサーを盛り上げることです。

ふざけているように見えて、重要な役割を担っています。

チョンダラーの主な5つの役割

①観客を盛り上げる

②隊列を整える


③三線や太鼓のリズムとり

④隊員の水分補給などのフォロー

⑤道ジュネーの道先案内をする
(道ジュネーは旧盆に行われる先祖供養の練り行列)

経験豊富な年長者が務めることが多いんだって。

全体を見れる人じゃないと務まらないよ!

チョンダラーの始まりは?

チョンダラーを漢字で書くと京太郎

京都から来た太郎という意味です。

明治初期頃まで存在した、京都からの芸人団のことを指していました。

首里を拠点に那覇・中・南部で数々の芸を演じていた集団です。

主に以下の活動をしていたようです。

①人形踊りなどの芸能を披露→京太郎(チョンダラー)

②僧侶の代わりに葬儀などに参加し念仏を唱える→念仏者(ニンブチャー)

『念仏がエイサーの囃子として歌われるようになり、チョンダラーが道化役として残ったのではないか』

と言われています。

沖縄のエイサーやチョンダラーの起源は諸説あって、紹介したのはその一例だよ。

明確な起源は不明らしいよ!

チョンダラーは甲子園で何をしたの?

チョンダラーは甲子園のアルプススタンドで沖縄尚学の応援を盛り上げていました

2025年夏の甲子園を制覇した沖縄尚学!

沖縄県民が甲子園に駆けつけ、応援席は大変な盛り上がりを見せました。

そして、日本高野連から注意を受けたそうです。

注意を受けたのは準決勝の時だそうです。

決勝戦ではチョンダラーの姿はありませんでした。

チョンダラーが不適切と言われた理由は?

日本高野連によると、顔ペイントや民族衣装は1994年から不可としているとのことです。

応援に関する注意事項(2025年)にも、以下のように記載がありました。

笛=ホイッスル・法螺貝×(指笛は○)
しゃもじ(大きさ不問)・鳴子△(大きさ・本数・図柄は高野連へ要相談)
着ぐるみ・郷土民族変装着用×
顔や身体の一部へのシール、ペイント、マスク等の被り物×
引用元:第105回全国高校野球選手権記念大会

1994年といえば、エイサーでの応援を「奇異」「華美」だとして規制した年です。

カラフルな民族衣装と太鼓で踊りながら応援していたグループが退去させられました。

「過度に郷土色をアピールするものは相応しくない」という理由でした。

1994年のエイサーも、2025年のチョンダラーも、様々な意見が飛び交っています。

特に疑問を抱く声が多いようです。

「華美」がNGなら吹奏楽とチアもNGでしょ。

民族衣装がダメなら袴も規制しないと。

高野連は他に注意することがあるよね?

ある程度の決まりは大切ですが、その基準が曖昧だという声が多いようです。

沖縄の郷土愛
団結して盛り上がる県民性
沖縄の伝統文化の華やかさ•••

沖縄の力を再確認させられた2025年の甲子園でした!

「こんな応援は見たことがない」というほどの盛り上がりで注目を集めました。

注目を集めたが故の出来事かもしれませんね。

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