小泉セツと小泉八雲の出会いは？恋愛結婚？夫婦仲は？晩年は？

2025年9月〜放送の朝ドラ『ばけばけ』のモデルは小泉セツさんです。

小泉セツさんと八雲さんは、どんな出会い方をしたのでしょうか？

恋愛結婚だったのか？夫婦仲はどうだったのか？晩年についても調査しました！

小泉セツと小泉八雲の出会いは？

小泉セツさんと小泉八雲さんの出会いは、「外国人教師と住み込みの女中」という関係でした。

小泉セツさんはなぜ外国人教師の女中の仕事をしたの？

小泉セツさんは特権を失った武士の家柄の出。
商売を始めるも失敗し、生活は困窮。
家庭を支えるため、女中になることを決意したそうです。
（当時、外国人の住み込み女中は差別や偏見を受けることがありました）

小泉八雲さんはなぜ日本に来たの？

アメリカではジャーナリストとして活躍。
万博や古事記を通して日本文化に魅了されます。
1890年に来日し、松江の中学校の英語教師となります。

小泉セツと小泉八雲は恋愛結婚？

小泉セツさんと小泉八雲さんは18歳差の恋愛結婚です。

当時は珍しい、歳の差＆恋愛結婚＆国際結婚の夫婦でした。

小泉セツさんと小泉八雲さんが結婚するに至った理由を３つ、考察してみました。

結婚に至った理由①外国人に対する印象

小泉セツさんは、子どもの頃に外国人と会ったことがあり、その時の印象が良かったそうです。

フランス式の軍事訓練を見学した時、小泉セツさんに虫眼鏡を渡した人がいました。

「良い人だ」と虫眼鏡は生涯の宝物となったそうです。

小泉セツさんは手記で、

『この出来事がなかったら、後年、小泉八雲と夫婦になることは難しかったかもしれない』

と語っています。

結婚に至った理由②幼少期の苦労

小泉セツさんと小泉八雲さんは、それぞれ幼少期に苦労がありました。

そんな共通点が、2人の絆を深めたようです。

結婚に至った理由③お話が好き

小泉セツさんは、幼少期から物語を聞くのが好きでした。

小泉八雲さんも、「古事記」で日本の文化に興味を持った人です。

小泉セツさんは、大人を見つけては「お話してごない(お話してちょうだい)」とせがんでいたようです。

20歳を過ぎてからも、最初の結婚相手にもお話をせがんでいたとか！

【小泉セツが聞いていたお話】
昔話
民話
伝説
出雲神話
鎮魂・祈祷・呪いなどの説話
狐に化かされた話
•••などなど

結婚までとその後の軌跡

1891年2月初旬に出会った2人は、5年後の1896年2月に正式に結婚。

結婚までとその後の軌跡をまとめました。

年月	小泉セツの年齢	小泉八雲の年齢	出来事
1891年2月	23歳	40歳	出会う
8月	23歳	40歳	小泉八雲が友人にセツとの結婚を報告
11月	23歳	40歳	熊本へ転居
1893年	25歳	42歳	長男誕生
1894年	26歳	43歳	神戸へ転居
1896年	28歳	45歳	小泉八雲が日本国籍取得 小泉セツの戸籍に入ることを承認され結婚 東京へ転居
1897年	29歳	46歳	次男誕生
1899年	31歳	48歳	三男誕生
1903年	35歳	52歳	長女誕生

小泉セツと小泉八雲の夫婦仲は？

小泉セツさんと小泉八雲さんの夫婦仲は良好で、仕事でも支え合う良きパートナーでした。

小泉セツ→語り部
（怪談を語り、浅草や神田の古書店を巡り素材を探し伝えた）

小泉八雲→執筆
（セツの話、日本の伝統的精神や文化を数々を融合させ名作を生んだ）

小泉八雲さんは妻の語り部としての才能に惚れ込み、感謝を忘れなかったそうです。

小泉セツさんも、夫の役に立つことを喜びとし、生き甲斐に感じていたとか。

小泉セツと小泉八雲の晩年は？

小泉セツさんは64歳で、小泉八雲さんは54歳で、この世を去っています。

この夫婦が、朝ドラ『ばけばけ』でどんな風に描かれるのか、楽しみですね！