古古古米とは?家畜の餌になるって本当?備蓄米は美味しくないお米?

古古古米の流通が始まり、「家畜の餌なんだろう」「古米はまずい」という声は後を絶ちません。

本当にそうなのでしょうか?古米の活用先や保存状態についてまとめました!

正しい知識で、適切な商品を選んでいきましょう!

目次

古古古米とは?家畜の餌になるって本当?

古古古米とは、2021年(令和3年)に収穫され、約3年保管されたお米のことです。

備蓄米が家畜の餌になるというのは、事実ではあります。

5年間利用がなかった場合、家畜の餌として売却されているということです。

しかし、これだけだと誤解を生みますので、追記しておきます。

なぜ備蓄米は5年経過すると家畜の餌となるのか?

主食用として販売しないのは、米価への影響を避けるため

平時に市場に流しても売れないため、飼料として活用している

一部は学校給食・こども食堂・フードバンクにも無償で提供されている

“質が悪いから家畜用”ということではないんだね!!

古米とは、新米ではないお米です。

新米は収穫された翌年の10月31日までのものを指し、その翌日11月1日には古米に変わります。

1年経つごとに「古」の文字が増えていきます。

収穫した年保存期間
新米2024年(令和6年)1年以内
古米2023年(令和5年)約1年
古古米2022年(令和4年)約2年
古古古米2021年(令和3年)約3年
古古古古米2020年(令和2年)約4年

2022年産の古古米は2025年5月29日〜販売が開始されました。

2021年産の古古古米の契約は5月30日〜スーパーやお米屋さんなどを対象に開始されました。

備蓄米は美味しくないお米なの?

農林水産省は、5年間保管されたお米でもおいしく食べられると発表しています。

備蓄米の美味しさ保持①保存環境が素晴らしい

備蓄米の保存には細かいルールがあります。

備蓄米の主な保存ルール

保管期間:5年程度

保管場所:専用の倉庫やサイロ

保管先の温度:年間を通して温度は15度以下

保管先の湿度:60%〜65%

お米は保存環境によって質が大きく変わります。

これは収穫年度よりも重視すべき点です。

その点で備蓄米は管理体制が整っており、非常に高い基準で保管されていることが分かります。

備蓄米の美味しさ保持②玄米で保存

備蓄米は、主に玄米の状態で保存されています。

出荷してから精米しているので、著しく味が損なわれるということはないと思われます。

玄米で保存する主なメリット

・酸化しにくい
・栄養価が長期間維持される
・虫害や劣化に強い
・保存期間が白米より長い(適切な環境下)

美味しさの感じ方は人それぞれですが、保存状態の良さはお墨付き!

安心して食べられるお米です。

美味しくないと感じたら、炊き方や調理方法を工夫することで美味しく食べることができるよ!

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