宮古島のパーントゥはいつ?非公開の理由と神聖な行事に参加する心得

宮古島の奇祭として有名になっている島尻地区のパーントゥプナハ。

泥で全身を覆った神様が集落内を周り、泥を塗りながら厄払いを行う神聖な行事です。

有名になるとともに、トラブルも増加。パーントゥプナハの日程が非公開になった理由と参加の心得をまとめました。

目次

宮古島のパーントゥはいつ?非公開の理由

パーントゥの開催時期は旧暦の9月上旬となっていますが、詳しい日程は開催の約1週間前まで発表されません。

2023年は10月25日(水)・26日(木)
2024年は10月8日(火)・9日(水)でした。

以前は市のホームページなどで日程を公表し、島の観光資源としてアピールしていました。

奇祭として注目を集め、SNSの普及とともに多くの観光客が訪れるようになりました。

次第に興味本位で参加した観光客とのトラブルが増え、開催中止が検討される事態に•••。

宮古島のパーントゥ 観光客とのトラブル増加

パーントゥがどのような伝統行事であるか、理解せずに参加してしまうことで以下のようなトラブルが生まれます。

トラブルの主な内容

「服を汚された」「抱きつかれた」「泥を塗られ本気で怒っている」「ここまでとは思わなかった」
というクレームに市役所が苦慮

泥を塗られたことに怒った男性がパーントゥに暴行

パーントゥは、走って追いかけてきたり、時には馬乗りになって容赦無く人々に泥を塗ります。

泥を塗られることは厄払いですので、感謝すべきことです。

パーントゥがどのような伝統行事であるか、参加されたい方は事前にしっかり勉強しましょう。

Screenshot

地域の神聖な行事です!
参加する際はその文化や意味を理解し、敬意をもつことが大切です!

宮古島のパーントゥ 観光客とのトラブル増加を受けて

ホームページへの日程掲載や大々的な宣伝はせず、観光客の大挙を防いでいます。

パーントゥの周囲には複数の護衛が付くようになりました。

宮古島のパーントゥ 神聖な行事に参加する際の心得

パーントゥプナハでは何が起こるのか、知っておきましょう。

パーントゥは、ツル草を巻き付けた泥まみれの体で、逃げ惑う人々を追い回し泥を塗りつけてきます。

(見物客が増え、パーントゥが見物客に囲まれてしまうほどの人だかりとなっているのが現状です)

住宅や乗用車内にも荒々しく上がり込みます。

地元の方はこう言います。

怒る人はおらんよ。ちゃんと厄よけして、健康を願ってくれてるんだから。

地元の方は泥を塗られても笑顔です。

「ありがとう」と声を掛け、お酒やおすしを振る舞う姿も見られます。

泥を塗られた人は、厄を払ってもらったことに感謝します。

このパーントゥに対する敬意が、一番大切な心得です。

パーントゥの泥は、「ンマリガー」と呼ばれる井戸の底の泥です。

この泥は鼻を突く異臭があります。

準備するもの3選

泥ふきタオル
顔を狙って泥を塗られることが多いです。
異臭がする泥なので気になる方は持っていきましょう。

服装
汚れてもよい服装で行きましょう。
帰りの車を汚さないための着替えやタオルも準備しておきましょう。

防水ケース
防水ケースなどでカメラやスマホを保護しましょう。

事前の下調べや準備をしっかり行い、泥まみれになる覚悟と、パーントゥや地域の方への敬意をもって参加しましょう。

ただのお祭りではなく、神聖な地域の伝統行事であることを忘れずに!

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